新倉瞳さん「J-POWER ロビー・コンサート Vol.9 - Spring Classic 2008 - 」へ行って来ました
J-POWER(銀座の歌舞伎座の近く)のロビーで行われた新倉瞳さんのチェロ&ピアノ(小森谷裕子さん)のコンサートへ行って来ました。
今春大学を卒業されたばかりとのことですが、しっかりした演奏と各曲にこめた自分の思いを語って下さり、なじみのある名曲の意外な一面を知ることができました。
パラディスのシチリアーノの際には、パラディスが少ない女性作曲家でしかも盲目だったとのコメント。聴いているみなさんも眼を閉じて聴いてみて下さいとのことで、みんなで眼を閉じて音楽に耳を傾けました。
シチリアーノは有名な曲ですが、作曲家のことははじめて知りました。
アンコールのパブロ・カザルスの鳥の歌は、国連のホワイトハウスコンサートの際に、鳥の「ピース、ピース」という鳴き声に「Peace, Peace」と平和の願いを込めたそう。
チェロとピアノの息もぴったりでバランスよくお互いを引き立てあっていました。まさに室内楽。
あと、次回のCDはブラームスとシューマンだそうです。ブラームスがお好きとのことで期待しています。ブラームスはブラ1などの交響曲もいいですが、ピアノ四重奏曲、弦楽五重奏曲などの室内楽もいいんですよね。
当日のプログラム
- エルガー:愛の挨拶 Elgar: Salut D`amour Op12
- チャイコフスキー:ノクターン Tchaikovsky: Nocturne op.10-1
- サン=サーンス:白鳥 SAINT-SAENS: Le Cygne from "Le Carnaval des animaux" No.13
- グリーグ:ソルヴェーグの歌 Grieg: Solveig's Song, Peer Gynt, Suite No.2
- パラディス:シチリアーノ Paradis: Sicilienne
- ラフマニノフ:ヴォカリーズ Rachmaninoff: Vocalise, Op.34 No.14
- シューマン:アダージョとアレグロ Schumann: Adagio und Allegro op 70
- アンコール パブロ・カザルス:鳥の歌 Pablo Casals: Song of the Birds
コンサートの中でラフマニノフのヴォカリーズのコメントで歌詞のない「あー」という声だけで歌う曲とい趣旨の説明がありました。
ヴォカリーズは器楽曲のイメージが強いですが、そういった意味ではチェリストの Yo-Yo Ma & Bobby McFerrin の Rachmaninoff: Vocalise は正統派なのかもとはじめて気がつきました。
新倉瞳さんのブログなど
瞳の小部屋
http://yaplog.jp/hitomi-kobeya/
- : 新倉 瞳 :::
http://www.emimusic.jp/classic/niikura/index_j.htm
J-POWER ロビー・コンサート-Spring Classic 2008-
http://www.jpower.co.jp/08spconcert/index.html
チェリスト新倉瞳さんのコンサート行ってきました★ - 二階堂有里のピアニスト生活 - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/event0114yuri/18921408.html
同じ今日のコンサートに行かれたとのこと。アップが早い!
J-POWER ロビーコンサート Vol.9 (あきタン♪のブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/event0114yuri/18921408.html